【暗黒館の殺人】  綾辻行人

蒼白い霧に峠を越えると、湖上の小島に建つ漆黒の館に辿り着く。忌まわしき影に包まれた浦登家の人々が住まう「暗黒館」。当主の息子・玄児に招かれた大学生・中也は、数々の謎めいた出来事に遭遇する。十角塔からの墜落者、座敷牢、美しい異形の双子、そして奇怪な宴…。著者畢生の巨編、ここに開幕。(「BOOK」データベースより)



まだ生まれそうにないので、
久しぶりに読書感想いっちゃいます。


やっと読み終えたー!

読み始めたのが6月の初め頃だったので、
かれこれ半年ほど読んでいたことになります。

あ、決してつまんなかった訳じゃないですよ。
むしろ期待通り面白い!
久しぶりに幻想的な館をめいっぱい満喫して、
綾辻さん、やっぱり好きだなぁと再認識させられました。

ただね、いかんせん長い。
事件もなっかなか起こらないし、
謎の解明をやたら後回しにされるので(特に玄児)、
大いにやきもきさせられる訳です。
その間、別の本を何冊も挟んだり、
出産に向けてのあれやこれやに気をとられたりで、
読了までにこれだけの時間がかかってしまいました。

もうちょっと短くてもいいかな~とは思いましたが、
館のなんともいえない雰囲気と
綾辻さんらしい幻想的なラストが素敵でした。

私にとってありがたかったのは、
時計館で致命的に苦手になった鹿谷さんの出番がほとんどなかったこと。
むしろ、今回は一人蚊帳の外に置かれていた感のある鹿谷さん。
おかげでストレスなく読み進めることができました。

館シリーズ中でも賛否ある本作ですが、
鹿谷さんファンの方は、それだけで評価が落ちるかもしれません^^;

4ページに亘る館の見取り図にも
めちゃくちゃテンション上がりました。



以下、簡単に本編の感想を。
ネタバレは反転しますが、
本作品をこれから読まれる予定の方は
お読みにならない方が良いかもしれません。



本作品において、過去、現在の殺人事件そのものは
館シリーズの中では驚きは少ない方かもしれません。
とか言って、私自身は全く解けなかった訳ですが、
館シリーズには自然とハードルを上げてしまってるもんで。
世界が反転するような驚きを求めてしまってるんですよね。
私にとっては、あらためて1巻から読み直したくなるような
種類の真相ではありませんでした。「偶然」多すぎだし。

むしろ、その後どうなったのか、
明かしてないことが多すぎて
個人的にはもうちょっと知りたかったなぁと。
(以下ネタバレ反転)

二人の玄児と柳士郎の生死はともかくとして、
双子の片割れのその後や、清くんはどうなったのかと。
特に清くんはお気に入りキャラだったので、
その後病気で亡くなってしまったのか、非常に気になるところです。

途中言動がうっとうしく感じられた玄児も
ああなってみると館が焼けてしまったのと共に
妙に寂しく感じました。

(反転終わり)

でも、ラストに事件の真相より驚愕の事実が判明。
私は、びっくりしすぎて顎が外れるかと思いました(以下ネタバレ反転)。

でも、あの人の人物像にちょっと違和感も。

今まで思い描いていた中村青司と中也のキャラって
かなりかけ離れているような気がするんです。
奇人変人(と言われていた)の青司と違って、
中也は常識人で落ち着いた好青年というイメージ。
後にあんなおかしな館ばかり作るような
ぶっ飛んだ感じは全くしないのですが・・・。

やはり、ダリアの肉を食べたことで
何かが狂ってしまったんでしょうか。
(反転終わり)


館シリーズはやっぱいい!
また十角館を読み直したくなりました。

次はびっくり館の殺人かぁ・・・
ゆっくり読める日はやってくるのかな^^;


★★★★☆


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