【モラトリアム・シアター produced by 腕貫探偵】  西澤保彦

学校関係者が連続死。新任講師・住吉ミツヲは混沌とする記憶を抱えたまま事件に巻き込まれていく。彼は同僚の妻を殺してしまったらしいのだが…。封じられた記憶の鍵を握るのは魔性の女性事務員なのか?交錯する時間軸と人間関係に惑うミツヲを救うため、愛くるしい女子高生、ド派手な女大富豪、腕貫着用の公務員ー三人の個性派探偵が集結。幻惑の舞台が開演する。(「BOOK」データベースより)



待ってました、腕貫探偵の続編♪

・・・なのに、腕貫さんの出番が少なすぎ!!

2箇所で10ページほどしか出てきません。
少ないとは聞いてたけど、ここまでとは(悲)
腕貫さん(とユリエさんの絡み)目当ての読書だったので、かなり残念。

作者お得意の記憶の欠落を題材に、
キャラもとっても濃ゆくて、相変わらずの西澤節炸裂なんですが、
本作ではなんだか東川篤哉さんにテンションに似てる気がしました。
台詞の”ッ”の連発とか。
作中で「謎解き~」の作品名が挙がってたけど、
西澤さん、東川作品がお好きなのかしら。


今回は特に女性陣がキョーレツでした(苦笑)
ミツヲの家族を筆頭に、
学校事務員、教師の妻、女子高生にその叔母さんと凄いラインナップです。

ミツヲのお母さんにユリエさんや大富豪探偵あたりは
ぶっ飛びすぎてて、どんな無茶苦茶しても許せるのですが、
遅野井さんの中途半端にしたたかな感じはちょっと苦手でした^^;

苦手といえば、茅野真奈。
学校の先生に交換ノートでアタックするエピソードに既視感があると思ったら、
同作者の「ナイフが町に降ってくる」の岡田真奈だ!
下の名前も一緒なのは意図的なのでしょうか。
岡田真奈の未来が茅野真奈だったりして?


身構えてたのにやっぱり騙されて、
楽しめましたが、腕貫探偵はやっぱり短編の方がいいかな。
そんで腕貫さんとユリエさん、もっと絡んでください。

ラストで分かる「produced by 腕貫探偵」の意味は
事件の真相より驚愕です。


★★★☆☆ 3.5


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