【有頂天家族】  森見登美彦

「面白きことは良きことなり!」が口癖の矢三郎は、狸の名門・下鴨家の三男。宿敵・夷川家が幅を利かせる京都の街を、一族の誇りをかけて、兄弟たちと駆け廻る。が、家族はみんなへなちょこで、ライバル狸は底意地悪く、矢三郎が慕う天狗は落ちぶれて人間の美女にうつつをぬかす。世紀の大騒動を、ふわふわの愛で包む、傑作・毛玉ファンタジー。(「BOOK」データベースより)



今年の夏にアニメ化するというので、読んでみました。

狸が主役ということで、私のイメージはジブリの「狸合戦ぽんぽこ」。
や、ストーリーはほとんど覚えてないんですけどね。

読み始めてもそのイメージは変わらず、
狸と天狗と人間が織り成すドタバタ劇。
動物物ってあまり興味のないジャンルでした。

クスっと笑える部分は結構あるのですが、
ドタバタの内容にはいまいち惹かれず、
うーん、私には合わないのかも、と思いつつ読み進め・・・。

しかし、全員が集結するラストの救出劇の頃にはすっかり夢中になり、
蛙の矢二郎とお母さんの会話で泣きました。
なるほど、お馬鹿だけど家族愛の物語だわ。
それまでの無意味に思える(失礼!)ドタバタ劇が
しっかり父親の死の真相に繋がるのです。

普段は必ずしも仲良しとは言えなくても、雷様がやってくると、
四兄弟が揃って母の元に駆けつけるのがいいですね。
京都住みではありませんが、
よく行っていた時期があるので
情景がありありと思い浮かびました。

矢四郎も可愛いし、
他の3兄弟もそれぞれ個性的でいいし、
淀川教授も素敵。
一番の萌えは、顔を見せないツンデレ狸の海星☆かわいすぎ!


終盤までなかなか入り込めなかったのに、
読み終えてみるとなんかいい話だったな~という、
なんとも不思議な読後感の物語でした。

森見さんの本、もっといろいろ読んでみようかな。


★★★☆☆


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