【殺意の集う夜】 西澤保彦

嵐の山荘に見知らぬ怪しげな人たちと閉じこめられた万理と園子。深夜、男におそわれた万理は、不可抗力も働き彼ら全員を殺してしまう。その後、園子の部屋へ逃げこむと、園子も死体となっていた。園子を殺したのは誰なのか。驚愕のラストまで怒濤の展開。奇才が仕掛けたジェットコースター・ミステリー。(「BOOK」データベースより)


殺意の集う夜 読了しました。
最近お気に入りの西澤さん、続々読んでいます。

西澤さんらしいドタバタ殺人の直後から物語が始まります。
主人公が過失で6人を殺してしまうのですが、別荘に残された死体は7体。
友達の園子だけは間違いなく殺していない。
園子殺しの犯人を見つけ、他の殺人の罪もなすりつけようと思いつく。
犯人が探偵になるというスタイルのお話です。
一方で、街で起こったホステス殺害事件を調査する刑事が描かれ、
二元中継で進む二つの事件はやがて交錯し ―


この作品はこれまで読んだようなSFミステリではないけれど、
主人公が犯してしまうドミノ殺人の様子がぶっとんでいて
どこかSFめいていています。
人が死んでいて不謹慎とは思いつつ、つい笑ってしまう。
いくらなんでもそんなうっかりって無いでしょ、と思いつつも読ませてくれます。

最初は万理と園子の自分勝手な性格に少し閉口しましたが、
慣れてくるとそれも楽しくなってくる不思議。
最後のオチは読めませんでしたが、
言われてみればその方がしっくりくるなぁと思わせるものでした。
オチを踏まえ、物語を思い返すとまた違う意味での面白さを味わえます。


バカミスってこういう話のことをいうのか~
七回死んだ男」を読んだときのような感動や後味の良さはないけれど、
こういうのも嫌いじゃないです^^楽しかった。

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