FC2ブログ

『真夜中の探偵』 有栖川有栖

こゆりす


数年前に失踪した母親の行方がつかめぬまま、17歳の空閑純は大阪で独り暮らしを始める。探偵行為の科で逮捕された父親との面会が許されない状況下、思いがけない人物に声を掛けられたことをきっかけに、純は探偵への道を歩きだす。木箱に入った元探偵の溺死体が発見され、純は「水の棺」の謎に挑戦する。



学生・作家アリスシリーズがとても面白かったので、
こちらは単発の作品だと思って手を出したのだけど、
今まで読んだ有栖川作品とは全然雰囲気が違う本作。

北海道と本州が分断され、探偵行為が禁止されるというパラレルワールドの日本。
ソラが親譲りの探偵の素質を活かして
事件を鮮やかに解決するのかと思いきやそういう訳でもなく、
謎をいっぱい残したまま終了。

なんだか終始不思議な雰囲気が漂い、
これってシリーズ物だったの?と最後の最後に気づいた時のやっちゃった感。
シリーズ物はちゃんと順番に読みたいタイプなのです^^;

ストーリーとは関係ないことだけど、
有栖川さんの大阪弁は違和感がなくて、耳に心地良いところが好き。
土地勘のあるところが舞台で(というか有栖川作品はそもそも地元が多いのですが)
その辺はテンションが上がりました。

わざわざ一作目に戻って読みたい読後感ではなかったけど、
謎だらけで続きは気になるので、この後続けて三作目は読んだという
なんだか変な読み方をしています。


★★★☆☆


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

関連記事
Posted byこゆりす

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply