【帰ってきた腕貫探偵】 西澤保彦

街のいたるところに突如現れ、市民の悩みを解きほぐす「櫃洗市一般苦情係」の職員、通称・腕貫探偵。その日、彼のもとにやって来たのは一週間ほど前に亡くなったという女性の霊だった。彼女はベストセラー作家・越沼霞巳と名乗るが、その作家は五十年前に亡くなっているはずだ。五十年前に死んだのは誰だったのか?なぜ女性の魂は今なお現世を漂っているのかー。シリーズ史上、最も不可思議な謎を腕貫探偵が鮮やかに解く!!

【目次】(「BOOK」データベースより)
氷結のメロディ/毒薬の輪廻/指輪もの騙り/追憶




感想は空いてしましましたが、
このシリーズを「探偵が腕貫を外すとき」の直後に読みました。

西澤さんならではのSFミステリではなく、
このシリーズは地味な公務員探偵(でも普通の人ではない)の話。

・・・のはずだったんですが。
ついに腕貫さんの推理力(妄想力?)が霊界にまで力を及ぼします。
成仏できない幽霊の相談に乗っちゃうという。
わたし的には腕貫さんは現実路線(?)でいってほしかったような気もする。

「毒薬の輪廻」ではあまりに淫らな関係のオンパレードに辟易。
西澤作品はこの手の関係が多くて慣れてるつもりでしたが、この話は多すぎる。
あまりにも多くて、うへぇとなりました(´Д`)
そんな中、淡々としたいつも通りの腕貫さんの爆走は、もはや癒される。

一番推理が腑に落ちたのは「氷結のメロディ」。
新たに7レギュラー入りした、女装男子キャラの葵くんもなかなか良い感じ。
欲を言うなら、ユリエさんと腕貫さんの絡みがもっと見たかったです。


★★★☆☆


腕貫探偵シリーズの感想はこちら
腕貫探偵 市民サ-ヴィス課出張所事件簿
腕貫探偵、残業中
モラトリアム・シアター produced by 腕貫探偵
必然という名の偶然
探偵が腕貫を外すとき



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