【女王国の城】 有栖川有栖
 
ちょっと遠出するかもしれん。そう言ってキャンパスに姿を見せなくなった、われら英都大学推理小説研究会の部長、江神さん。向かった先は“女王”が統べる聖地らしい。場所が場所だけに心配が募る。週刊誌の記事で下調べをし、借りた車で駆けつける―奇しくも半年前と同じ図式で、僕たちは神倉に“入国”を果たした。部長はここにいるのだろうか、いるとしたらどんな理由で―。



新興宗教の総本部内のクローズドサークルという、
設定だけで心ときめく本作。

ここで出てくる人類協会は解放的で
いわゆる新宗教のイメージとは少し違うけれど、
やはり何か隠している…。江神さんも。

見方を変えれば、非常事態なのに人類協会が紳士的すぎる感さえありました。
好奇心が強すぎるこの江神一派は一部屋に集めて
監禁しておくのが間違いないのになと^^;

欲を言うなら、中の部屋割りや間取りは
最初のページにまとめておいていてほしかった。
あのページどこだっけ?と探すのが結構大変でした。

そして後半。織田さんかっこよすぎでしょ!
惚れてまうやろー。
真相より協会の秘密より、あの脱走の瞬間が一番興奮しました。
いやいや、もちろん江神さんの推理もさすがなんですが。
すっかり推理を放棄してストーリーを楽しんでいたので、
なるほどそうかという感じ。
アリスとマリアの距離が少し近づいたのも良かったです。
設定も展開もとても好みで、大満足の読書時間でした。

この学生アリスシリーズは全5作とのこと。
二作連続で甲乙つけがたい位面白かったので続きを早く読みたいけど、
あと1作で終わりなんて寂しすぎます;;


・・・と、ここまで書いたところで
三年ほど前、偶然いた書店で
有栖川さんのサイン会に遭遇したことを思い出しました。
当時、積んではいたものの有栖川さんは全くの未読で、
サインは欲しいけど未読のやつがもらいに行くのは失礼だろうか…とか
悩んで結局もらいに行けませんでした><

ああ、なんで貰いに行かなかったんやろか・・・
てか、なんでもっと早く読んでなかったんだろう。
今だったら、尻尾振ってサインもらいに行くのになぁ^^;
ああ、当時の私のバカバカバカー!!

有栖川さん、有名なミステリ作家さんなのですが、
書店の一般客には意外と知名度が低かったのか
あまり並んでなくて、誰でも気軽にもらえる雰囲気でした^^;
素敵なおじさまでしたよ。

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