【ICO-霧の城】 宮部 みゆき

霧の城が呼んでいる、時が来た、生贅を捧げよ、と。イコはトクサ村に何十年かに一人生まれる角の生えたニエの子。その角を持つ者は「生贅の刻」が来たら、霧の城へ行き、城の一部となり永遠の命を与えられるという。親友トトによって特別な御印を得たイコは「必ず戻ってくる」と誓い、村を出立するがー。(「BOOK」データベースより)



お久しぶりの読書感想。
ほぼ一年遅れなので、記憶が少し薄れているのはご愛嬌ということで^^;


これは原作プレーヤーと、そうでない人でかなり評価が分かれそうな作品。
ゲーム好きな宮部みゆきさんがゲームを原作に小説化した作品だそうです。

宮部さんの本はさほどたくさん読んだ訳ではないけれど、どれも面白く、
ファンタジーは好きなジャンルだから、絶対これは好みだと思ったのですが・・・。
これに関しては退屈だと感じてしまったのは、私がゲームをしない人間だからかな。
RPGのダンジョンを文章化したらこうなるのかな、という感じ。
原作ゲームファンなら楽しめるだろうけど、普段ゲームをしない人にはどうだろう。
(あ、子どもの頃は普通にゲームしてました。RPGも好きでした。)

イコが育ての親と離れる場面は涙したし、
下巻のヨルダ編と女王との対決はまあまあ楽しめましたが、
大半は主人公とヒロインが手を取り合って逃げ回るだけのシーンが続くので、
映像をイメージしづらく、正直前半は読むのが苦痛でした^^;

原作のゲームは本当にただ逃げ回るだけらしいので、
宮部さんの頭で膨らませたストーリーでかなり肉付けされているようなのですが、
それでも大半が逃げ回っていた、という印象です^^;
表紙はとても素敵なので、本棚で手に取るとニヤリとできます。


ここからネタバレあり。反転します↓
過去の人間がことごとく消滅(成仏?)していくなら、
イコを送り出した後のヒロインは読者に委ねる、の方が好みだったかなぁ。
華奢でずっとイコに守られていたのに、
最後の最後で男の子を横抱きできるほど力持ちのヒロイン。笑



★★☆☆☆ 2.5



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