【火花】 又吉直樹

お笑い芸人二人。奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷、彼を師と慕う後輩徳永。笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。神谷は徳永に「俺の伝記を書け」と命令した。彼らの人生はどう変転していくのか。人間存在の根本を見つめた真摯な筆致が感動を呼ぶ!「文學界」を史上初の大増刷に導いた話題作。(「BOOK」データベースより)



実際に読んでからブログのアップまで
一年近く遅れています。
永遠に追いつく気がしない^^;


この「火花」は、有名ながら感想を書くのがなかなか難しい。
なぜなら、私は純文学をほとんど読んだことがないから。

亡き母はなかなかの読書家で、
読む本に尽きた、当時小学校高学年か中一くらいだった私が
実家の本棚にあった太宰治をいくつか読んだりしていました。
もちろん意味はあまりわかっておらず、
大人になってからは、苦手分野だと断言できるほど読んでいません。

あまりミーハーな方でもないので
ただの有名人というだけなら
芥川賞をとったところで読む気にならなかったと思います。

読んだ理由の一つ目は、
第2図書係補佐」がすごく面白かったから。
こちらは純文学ではなく、
読んだ本に絡めた過去の思い出話というか、エッセイのような本で
とても面白かったのと同時に、
文章がお上手だなぁと感心したのです。

もう一つの理由は、テレビで見る
又吉さんの人柄にとても好感が持てたから。
って、これもミーハーか。

そんな訳で、一年前から図書館で予約して
1300人待ちの末借りることができました。
買えよ!って話だけど、は純文学は全く自信がなくて^^;

で、苦手意識があったからか、
やっぱり最初はあまりのれなかったのですが、
読み進めるうちに不思議と神谷が魅力的に見えてくる不思議。
他の方も書かれていますが、徳永=又吉さんにしか思えなくて。
こんな決意で芸人をしてるのかと思ったら、
ネタを見たこともないのに「面白くない」なんて言えなくなる。


エンタメ脳の私にはやはり少し難しいジャンルで、
手放しでめちゃくちゃ面白い!と絶賛はできないのですが、
純文学にしては読みやすくて、
わかりやすく面白い方ではないかと思います。
最近全然読んでいないので、イメージではありますが^^;

私を含め、作者が有名人でなかったら
純文学を手に取る機会がない人も多いのでは。
そういう意味でもこの本の意義は大きいと思います。


★★★☆☆


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