【和菓子のアン】 坂木司

デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めた梅本杏子(通称アンちゃん)は、ちょっぴり(?)太めの十八歳。プロフェッショナルだけど個性的すぎる店長や同僚に囲まれる日々の中、歴史と遊び心に満ちた和菓子の奥深い魅力に目覚めていく。謎めいたお客さんたちの言動に秘められた意外な真相とは?読めば思わず和菓子屋さんに走りたくなる、美味しいお仕事ミステリー。(「BOOK」データベースより)



普段人が死ぬような殺伐とした話を読むことが多いので^;
流行りの日常系ミステリかぁ…と正直最初はあまり気が乗らなかった小説。

同僚がみんな本性を現した頃からとても面白く読めました。
キャラの立て方がすごく上手い!
立花さん、いいキャラだ~。
ロマンスを期待しちゃうけど、それにはちょっとオネエすぎかな^^;
杉山さんの話は泣きました。

このお話を読んで
自分はお仕事小説も結構好きだなぁと自覚しました^^

謎解き自体は本当にささやかなものですが、
うっとうしくないくらいの程良い薀蓄が心地良くて、
和菓子がこんなに面白い世界だったことに驚き。
隠語とか季節による変化とか
デパートの裏側が垣間見れたのも
百貨店に縁遠い私には興味深かったです。

うちの近くにも老舗の和菓子屋さんがあるから、今度覗いてみよう^^
上生菓子には全く縁がないけれど、
息子がアレルギーっ子なので
最近和菓子を食べる機会は増えてきたので。



続編「アンと青春」も近々読む予定。
青春ということはもしかして胸キュンあり・・・?



★★★★☆ 4.5


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2017年2月読書まとめ
小説が3冊に、漫画が3冊、絵本が7冊。
遅読の私にしては読めた方です^^;

屍鬼、アニメから入ったのですが、
原作も面白くて、重厚で、ただただ圧巻でした。
図書館で借りてしまったけど、手元に置いておきたい作品。

ずっと読みたかった「のだめカンタービレ」も借りてみたものの、
のだめが苦手なタイプのキャラだった^^;
この先続けるか悩み中。



2017年2月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:2160ページ
ナイス数:151ナイス

のだめカンタービレ(4) (KC KISS)のだめカンタービレ(4) (KC KISS)感想
楽譜が読めないのは仕方のないことなのかもしれない(?)けど、やっぱり音楽祭に参加するなら真剣に練習していかないと。才能があればいいってもんじゃない!と思うのは、のだめ苦手派だから思うことかも^^;リカちゃん先生めっちゃいい人だけど、やっぱりのだめは子供のころからのだめだったのね…。
読了日:2月28日 著者:二ノ宮知子

のだめカンタービレ(3) (KC KISS)のだめカンタービレ(3) (KC KISS)感想
のだめの性格にイライラしながらも3巻突入。貧乏キャラの桜ちゃん、いい子だなぁ。私もチビだから、勝手に親近感。お父さん問題が解決してキャラが薄くなってしまったのはちょっと残念だけど良かった。そして、さすがは千秋。むちゃくちゃな巨匠が投げ出したSオケをうまくまとめるなんて、さすが!イケメン!今気づいたけど、主役は千秋なのに表紙は全部のだめなのか。
読了日:2月26日 著者:二ノ宮知子

せんろはつづくせんろはつづく感想
電車好きな3歳2ヶ月の息子に。山があればトンネルをほって、川があれば橋を通して、道路があれば踏み切りを設置する。線路をどのようにひかれるのかを楽しむ絵本。個人的にも竹下さんの絵柄が好き。どうやら猫がお好きなようで、この絵本にも、他の絵本にも全ページに描かれていました。
読了日:2月26日 著者:竹下文子

のだめカンタービレ(2) (KC KISS)のだめカンタービレ(2) (KC KISS)感想
のだめの変人ぶりがパワーアップ。1巻からイライラしてたけど、相手の迷惑を考えない行動をするのだめみたいな子は、やっぱり苦手だわ…。これからも変わった人ばかり出てくるのかしら。常識人タイプのキャラ熱望。今のところ、千秋と峰くん以外好きになれない^^;
読了日:2月24日 著者:二ノ宮知子

屍鬼〈5〉 (新潮文庫)屍鬼〈5〉 (新潮文庫)感想
最終巻。アニメで展開は知っていても筆力に圧倒される。やられっぱなしだった人間がついに反撃。敏夫の反撃当初は少し爽快感もありましたが、殺戮を楽しむ者、ただひたすら悩む者、襲撃せず飢餓に耐える者…そんな事情は一切斟酌されず抹殺され、村人と同じくげんなり。人間も屍鬼も人それぞれ。芯の強い律ちゃんと、自己嫌悪にまみれた徹ちゃんが寄り添う最期はただただ切ない…。アニメを先に視聴しましたが原作の方がずっと悲惨だったのか。あの人の復活を最後まで期待しましたが復活ならず、苛々の元凶だった二人が脱出したのは同じでモヤモヤ。
読了日:2月24日 著者:小野不由美

くだもの だもの (福音館の幼児絵本シリーズ)くだもの だもの (福音館の幼児絵本シリーズ)感想
3歳2ヶ月の息子に。同シリーズの「やさい」が面白かったので、こちらも借りてきました。このなんともいえないおとぼけかつ写実的な絵が好きだけど、スイカの顔が怖いのは親子で一致^^;息子はどちらかというと、野菜の方が気に入ったみたい。他にシリーズで「おかし」もあるようだけど、マルチアレルギー持ちで食べられないものが多く出てくる絵本は好きではない(当たり前か)ようなので、ここでストップかな。
読了日:2月23日 著者:石津ちひろ

ことばのえほんあいうえおことばのえほんあいうえお感想
3歳2ヶ月の息子に。読み書きを無理に教え込むつもりはないけど、自然と興味を持ってくれたらいいなぁと思い、このところあいうえお本をちょこちょこ読んでいます。予約して借りたから現物の小ささにびっくり。どちらかというと、持ち運び向きかな。五味さんのかわいらしいイラストで素敵です。息子は字よりも動物の行動が不思議なようで、「なんでいのししさんはイスから落ちたん?」「なんでワニさんはワニさん食べてるの?」と始終質問責め。説明できんわ^^;詰め込んではいるけど、語呂がいいので読みやすい。
読了日:2月23日 著者:五味太郎

のだめカンタービレ(1) (講談社コミックスキス (368巻))のだめカンタービレ(1) (講談社コミックスキス (368巻))感想
ドラマは観たことないけどずっと読みたかった漫画。図書館で見つけたので借りてきました。のだめ、すごいキャラだなぁ^^;才能はあるけど、天真爛漫でむちゃくちゃな女の子…もしかしたら苦手なタイプかもしれん。でもヒロインなのに汚部屋の住人ってとこは面白い。もう1巻読んでみよう。
読了日:2月19日 著者:二ノ宮知子

おしくら・まんじゅうおしくら・まんじゅう感想
3歳2ヶ月の息子に。絵本を自由に読めるスペースのある書店にて再読。1歳半のときはなぜか納豆の頁で号泣したのだけど、最近オバケ絵本が好きな息子には食いつきが良く、書店だけでも5回程繰り返し読みました。リズムも良いし、オチも意外で読んでいて私も楽しい本。購入候補。
読了日:2月19日 著者:かがくいひろし

おばけかぞくのいちにち さくぴーとたろぽうのおはなし (こどものとも傑作集)おばけかぞくのいちにち さくぴーとたろぽうのおはなし (こどものとも傑作集)感想
3歳2ヶ月の息子に。いつぞや自治体の絵本セミナーに行ったときに、3歳におすすめされていた絵本。人間とオバケの家族の一日の様子が交互に描かれていて、どちらも温かみのある家族なのがいい。息子も保育園っ子なので、オバケなのに我が家の一日とかぶることも多く、登場人物と私の家族の名前が似ていることもあって、とっても親しみを感じる素敵な絵本でした。購入候補。
読了日:2月15日 著者:西平あかね

屍鬼〈4〉 (新潮文庫)屍鬼〈4〉 (新潮文庫)感想
読んでも読んでも全く活路が切り開かず汚染が拡大。特に元子の子供が倒れたときが一番辛かった。そして、ついに決別する敏夫と静信。敏夫の行動は賛否が分かれるところだろうけど、私は何としても村を救いたいという敏夫に同情。反対に本当は事態をわかっているくせに認めようとしない村人(特に結城)になんと苛々することか。死人の多くにとっては、起き上がること自体が悲劇であるのに、ここまで計画的に屍鬼を組織化して増やそうとする桐敷側の意図は何なのだろう。呪術や宗教的なことが苦手な屍鬼が、住職に手を出せるのが不思議。
読了日:2月13日 著者:小野不由美

僕だけがいない街 Another Record僕だけがいない街 Another Record感想
原作がとても面白かったので、図書館で数ヶ月待って借りました。うん、図書館で良かった^^;ケンヤが最高裁の弁護士に選ばれる…というところから始まるのですが、そもそも関係者を弁護人にあてるなんてはありえない!と野暮なことが気になって気になって。真犯人の心理が少し補足される程度でほとんどが事件の総括に終わり、正直期待はずれ。スピンオフというより、あくまでも補完のための物語と思えば、つまらなくはないけれど。真犯人に共感はできませんが、事件と関係ない部分でのお怒りには妙に共感できました^^;
読了日:2月5日 著者:一肇

カンガルーの子どもにもかあさんいるの? (ボードブック)カンガルーの子どもにもかあさんいるの? (ボードブック)感想
3歳の息子が自分で図書館で選んだ本。「はらぺこあおむし」と同じ作者さんと知って期待が上がったけど、ちょっと肩透かし。同じ台詞がひたすら繰り返されていて、読んでいて正直飽きる^^;「あおむし」のようなワクワク感はない。言葉にちょっと変化がほしかったかな。息子も同じだったようで、自分で選んだくせに全然持ってこないという…。
読了日:2月1日 著者:エリックカール

こどものとも0・1・2 2014年7月号 おかお ない ないこどものとも0・1・2 2014年7月号 おかお ない ない感想
3歳の息子が図書館で自分で選んだ本。息子の好きな生き物がひたすらいないいないばあ。表紙のカニに惹かれたようだけど、赤ちゃん過ぎたのか、家では一度しか開かなかった^^;赤ちゃんのときに出会いたかったかもしれない。
読了日:2月1日 著者:いとうせつこ

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【黄昏の岸 暁の天―十二国記】 小野不由美

登極から半年、戴国再興に燃える泰王驍宗。反乱鎮圧のため自ら文州に赴いた王の悲報に、留守を預る幼い泰麒は衝撃をうけ、大鳴動とともに忽然と姿を消した。王と麒麟を突然失い、偽王の圧政が始まった戴ー。その行く末を案じ将軍季斉は命をかけて景王陽子に会うため空を翔けるが…。(「BOOK」データベースより)



李斎と大好きな陽子に再会^^
とはいえ、喜んでばかりもいられず
シビアな話が続く十二国記シリーズの中でも
この話はトップを争うほどの過酷な状況で、
読んでいて息が苦しくなるような思いがしました。

今日の感想は軽いネタバレがありますので、ご注意ください


十二国記は「魔性の子」から入ったクチなので、
なぜ廉麟が探していたのか、あの人が迎えに来るのか
ずっと疑問だったのだけど、なるほど、そういうことか!
やっと腑に落ちました。

蓬莱側もなかなか大変だったけど、その間に戴がこんな惨状になっていたとは。
泰麒は幼い頃から苦労の連続で、
住む世界が変わってもやっぱり辛い立場で、
なんでこんな良い子がこんな目に遭うのかと・・・
そんな数々の苦労もあって、
同世代の陽子との面会場面はかなり萌えます(*'ω`*)
超個人的には、陽子からも「泰麒」ではなく、「高里くん」って呼んでほしかった。

あの延王に楯突く陽子がかっこ良すぎて、ますます好きになりました。
陽子がいなければ、国を超えて協力するという
長い十二国史上にも例のない革命も起きなかっただろうと思うと、
胸が熱くなります。
各国の王と麒麟が揃う場面は圧巻でした。
これだけの面子を揃えられるというのは、
やっぱり延王しかできない仕事ですね。

まさかの未解決のままでの、二人だけの旅・・・
この先どんな過酷なことが待ち構えているかと思うと、不安しかありません^^;
なぜ裏切り者にみんなが付いていくのかとか、
未回収の伏線も気になります。
続編、心から楽しみにしていますが、
小野先生はご体調不良とのこと、どうか無理はなさらず!


★★★★★


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2017年1月読書まとめ
アニメで観て面白かったので、
いつか原作に挑もうと思いつつ
5巻の長編に怯んでいた「屍鬼」・・・
やっと手を出しました!
大まかなストーリーを知っていても面白い。

既刊の「十二国記」も全て読了し、
小野さんってなんて凄い人なの!という感想しか出てきません。
現在、小野さん祭り開催中です。笑

そして、お久しぶりの「東京喰種」も安定の面白さ。
10巻以降はまだ手に入れていないので、
どうにかして続きを読もうと思います。



2017年1月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2328ページ
ナイス数:146ナイス

屍鬼〈3〉 (新潮文庫)屍鬼〈3〉 (新潮文庫)感想
アニメ⇒原作。大雑把な記憶はあっても、怖くて面白くてやめられない止まらない。ついに疫病の正体が判明。そういえば辰巳はこういうヤツだった。起き上がったことを喜べるのはごく一部という実態…。アニメでも思ったけど、一般的な吸血鬼ルールが適用されるのはいいとして、招待されないと入れないルールだけはとってつけたようで違和感が大きい。松尾静という子の存在もなんだか違和感が。人間だろうが屍鬼だろうが、正雄と恵にはどうにも同情できず、思考回路に苛々。桐敷家の目的を見事に失念したので、残り2巻も楽しめそうです。
読了日:1月29日 著者:小野不由美

うんこしりとり (コドモエ[kodomoe]のえほん)うんこしりとり (コドモエ[kodomoe]のえほん)感想
3歳1ヶ月。歯医者さんの定期検診を号泣しながらも頑張ったので、帰りに近所の書店でご褒美に買って帰りました。ちょっとお下品な気もするけど、「うんこ」はまあ子どもにとってはテッパンだよね。いろんなうんこが出てきて、親としては吹きそうになるのだけど、息子はまだしりとりが分かっていないのでじーっと眺めるのみ。凍ったうんことか、こまのうんことか実在すると思っているのかもしれない。個人的には「うんこ」より「うんち」の方が響きが可愛らしくて好きかな。「ちきゅうのうんち」とか。
読了日:1月28日 著者:tuperatupera

屍鬼〈2〉 (新潮文庫)屍鬼〈2〉 (新潮文庫)感想
続く村人の死。突然の辞職、不審な夜中の転居にただの疫病ではないことを感じ始める村人。夜、夏野が見えない何者かに監視されている描写にぞくり。だんだんホラーめいてきました。この物語の主要な人物は、静信、敏夫、夏野の三人ですが、個人的には夏野くんが一番好き。アニメではこの辺から静信と沙子に苛々し始めたことを思い出しました^^;かおりは良い子のイメージだったけど、葉書を投函するのはいただけない!自分がこの状況に気づいたらたぶん真っ先に逃げると思うのだけど、見えない敵に立ち向かっていける主要人物たちは凄い。
読了日:1月27日 著者:小野不由美

もりのおふろ (幼児絵本シリーズ)もりのおふろ (幼児絵本シリーズ)感想
3歳1ヶ月の息子に。図書館や保育所の読み聞かせで何度となく出会ってきた絵本。息子はお風呂を嫌がる時もあるけど、入ったら入ったでなかなか遊び終わらないで、なんだかんだで楽しく入っている。お風呂の気持ちよさ、楽しさが詰まっている。寒いときのお風呂は最高だね。絵柄もライオンがウサギを洗うところもちょっとシュールなのだけど、この絵本、すごく好き。購入候補。
読了日:1月24日 著者:西村敏雄

屍鬼〈1〉 (新潮文庫)屍鬼〈1〉 (新潮文庫)感想
数年前にアニメを視聴し、程よく忘れたので原作に着手。村独特の人間関係。少しずつ忍び寄る死。村に全くそぐわない異物。凄惨な死はあるものの、特にこれといって事件は発覚していないにも関わらず、漂う不穏な空気がたまりません。アニメでも思ったけど、とにかく登場人物が多くて人間関係を追うのが大変。お初の方はここが頑張りどころ。2巻にも人物表がないようなので、間髪空けずに読まないと厳しい。人物表と村の地図を熱望。さほど少なくない村人にそれぞれスポットを当てているのが凄いと思う。静信の小説は私には難解で退屈でした^^;
読了日:1月19日 著者:小野不由美

東京喰種トーキョーグール 9 (ヤングジャンプコミックス)東京喰種トーキョーグール 9 (ヤングジャンプコミックス)感想
アオギリとの死闘が一旦終わって、比較的のんびり巻。真戸さんは最後まで嫌いだったけど、アキラのキャラはいいね。ヒナミちゃんもかわいいし、月山もだんだん好きになってくる不思議w白髪の強いカネキはかっこいいけど、さくっとグールを殺せるようになってしまって寂しい。そして、お久しぶりのヒデ!勘のいい彼にCCGの仕事は向いてる気はするけど、いずれカネキのことはバレてしまうのだろうか。そして医者の目的は?
読了日:1月15日 著者:石田スイ

東京喰種トーキョーグール 8 (ヤングジャンプコミックス)東京喰種トーキョーグール 8 (ヤングジャンプコミックス)感想
7巻まで同僚さんに借りていて、そこまでしか持っていなかったのでストップしていましたが、再び続きを買い始めたとのことで数ヶ月ぶりに続きを読めました!(←自分で買えよ。)同僚さん、ありがとう!幼い霧島姉弟が寝ているカットがたまらん。あれだけで泣ける。やっぱり真戸さんは嫌いだー。アラタって…アラタってそういうことか!篠原さんは好きだし、グールに対抗するためとはいえ、なんて武器作っちゃったんだろう。目覚めたカネキくんがスーパーサイヤ人化して、優男じゃなくなったのが少し寂しい。梟は途中で入れ替わった?
読了日:1月15日 著者:石田スイ

丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)感想
十二国記の最新作。読み終えるのが惜しくて、ちびりちびりと数ヶ月かけて読了。これまでの十二国記は、王と麒麟の目線で物語が進んでいたけれど、本作は主に下級官と民目線で描かれ、荒れた国の辛さがずしりと堪えました。どの話も印象的だけど、表題作の「丕緒の鳥」に一番ぐっとくる。陽子はやっぱり陽子で、目が潤みました。「青条の蘭」は尚隆当極前後の話なのかな。こんなに荒れ果てていたとは。「風信」も王の変わり目の大変な時代ながら、登場人物に癒されました。「落照の獄」は死刑制度の是非を問う物語でどちらに転んでも辛い結末。
読了日:1月8日 著者:小野不由美

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